まずは彼女のアルバムタイトルでもある、”New Day”をチェックして欲しい。
「私たちは毎日歌える、踊れる、学べる、夢を見れる・・・」
と彼女はこの曲で歌う。なんとなく過ぎ去る毎日でも、その日々を新鮮に感じることはあなた次第だというメッセージをシンプルなリリックと心地よいオーガニックサウンドで伝えてくれるMary Davis Jr.(マリー・デイヴィス・ジュニア)。

近しいアーティストとしてはiTunesで大ヒットしたジャズポップボーカリスト、マレン・モーテンセンやグレッチェン・パーラトなどがあげられるだろう。影響を受けたアーティストは、ナンシー・ウィルソン、カート・エリング、サラ・ボーン、リズ・ライトなどのジャズボーカリスト達。しかしそれだけには止まらず、アレサ・フランクリンやスティービー・ワンダー、更にはローリン・ヒルやアリシア・キーズといったソウルシンガーにも影響を受け、JAZZとSOULを丁寧に行き来する彼女のモダンなテイストが生まれた。

 

そんな彼女が7/25に日本に送り出す8曲入りEP『 New Day 』は、POPSのような聞きやすさの中に、所々感じるJAZZやSOULの深みあるエッセンスがたまらない、捨て曲なしの超上質盤。映画『ティファニーで朝食を』の主題歌であり、主演女優のオードリー・ヘプバーンが歌った名曲”ムーンリバー”のカヴァーも魅力。目をつぶって聞くと、まるで月夜が映り込む、せせらぎのような心地よさがある。もちろんオリジナルは聞き逃すことが出来ない曲ばかり。ポジティブなバイブスをふんだんに感じるアルバムタイトルでもある”New Day”はスタッフおすすめの一曲。それとは対象的に8曲目に収録される”Cookie”はメローで切なさを感じ、終盤でのギターソロが心地よいコントラストを生み出す。

現在はアムステルダムジャズオーケストラのシンガーで、Bimhuis(オランダ版ブルーノート)にも何度も出演。その才能は既に国内では認められ、‘Mathilde Santing Award’も受賞している彼女。財宝達が眠るオランダからSWEET SOUL RECORDS激プッシュのアーティストがまた一人、出現した。

Artist Pageはこちら:http://www.sweetsoulrecords.com/artists/mary-davis-jr/