ネオソウルの帝王D’Angeloの(本当に)待望の新作としてリリースされた『Black Messiah』。その後の来日公演など大いに話題を振りまき日本のファンをも熱狂させたこのカリスマの新作のレコーディングエンジニアとしてグラミー賞を受賞したのがBen Kane。彼が新たなレコーディングスタジオ「Electric Garden」の創設へ向け、アメリカ発祥のクラウドファンディングサービス「キックスターター」でプロジェクトを実施中だ。
近年では音楽不況やEDMなどラップトップ一台でも完結するテクノロジーの進化などにより、時間や手間のかかる生音でのレコーディングが敬遠されがちなこともうけ、伝統あるレコーディングスタジオの多くがその歴史に終止符を打っている。そんななかBen Kaneはあえて、生で人が奏でる音の力を最大限に伝える、最上の機材を揃えたレコーディングスタジオの必要性を感じこのプロジェクトを立ち上げた。そして、そんな最上のスタジオをベースにアーティストが常に集まり、時にはライブも披露するようなコミュニティの形成を目指しているという。
リターンにはオリジナルグッズやD’Angelo直筆サイン入りテストプレスレコードの他、名前をスタジオの壁に刻むなどプレミアムな体験も用意されている。日本からもBen KaneにEメールでミックスの相談やアドバイスを受けたり出来るプランもあるのでぜひ一度チェックしてみて欲しい。
SWEET SOUL RECORDSは彼の来日中に面会を果たしており、彼の思想やコミュニティを作るという壮大なビジョンに共鳴し、このプロジェクトをサポートすることを決定した。プロジェクト終了まではあと15日。このスタジオが後の世に極上の音楽を届けることを期待してやまない。
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