ドイツ・ベルリンを拠点に活動するシンガー/プロデューサー・Olivier St.Louis(オリヴィエ・セント・ルイス)。彼の最新EP『Matters of the Heartless』が2021年1月29日(金)に配信されることが決定。また、ワシントンD.C.出身のプロデューサー/ラッパー・Oddiseeをフィーチャリングに迎えたシングル“Confliction ft. Oddisee”が本日1月8日(金)に先行配信された。

これまでBibio、Onraなど数多くの豪華アーティストとコラボレーションを行ってきたOlivierが初めてOddiseeとタッグを組んだのが2011年にリリースされたEP『The Mr. Saint Louis EP』。以降長年に渡りツアーメンバーとして共に世界を回り、2018年に行われたOddiseeのアジアツアーでは北京、上海、香港、ソウル、シンガポール、東京を含む17箇所の公演でサポートアクトを務め、2020年9月行われたTiny Desk (Home) Concertでの共演も記憶に新しい。そんな盟友Oddiseeが全面プロデュースを手がけたのが本作『Matters of the Heartless』である。

Oddiseeがキーボードを鳴らす“Running Wild”は、まるでD’AngeloとShuggie Otisが合わさったかのようなアップテンポなソウルファンクナンバー。Olivierの甘美なボーカルとギターリフの調和が心地よく、1990年代のサンプリングヒップホップと2020年代のオルタナティブソウルのフィールが絶妙にブレンドされている。また“Confliction”は、いなたいビートのブルージーなトラックにOddiseeのラップが乗ったシリアスなソウルナンバーに仕上がっている。

ブルース、ロック、ファンクなど自身のルーツとなる音楽が独自の解釈で落とし込まれたサウンドと甘くてスモーキーな歌声は、これまでも多くのアーティストやミュージシャンから愛されてきた。本作においてその才能や音楽性を知り尽くした盟友によってさらなる魅力を引き出されたことで、彼が2021年のR&Bシーンにおいて一際存在感を放つことは間違いないだろう。