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Aaron Abernathy(アーロン・アバナシー)はミュージシャン/シンガー/ソングライター/プロデューサーといったマルチな才能を持ったオハイオ州クリーヴランド出身のアーティスト。R&Bのレジェンド・Gerald Levertと同じ高校の音楽科を卒業後、ハワード大学で自身のバンドを結成し初の自主制作アルバムをリリースすると、地元ワシントンD.C.の音楽シーンを席捲。そのライヴパフォーマンスはEric RobersonやMarsha Ambrosius、Slum Villageといったアーティストからも注目を浴び、2009年リリースのシングル“Howard Girls”ではEric Robersonがフィーチャリングで参加。また、Slum Villageは2005-2010年のワールドツアーのミュージックディレクターとしてアバナシーを抜擢し、さらに『Villa Manifesto』(2010年)のシングルカット“Dance”でも彼をフィーチャーするまでに信頼を置いている。

その他にも、アバナシーはミュージックディレクターとしてのその才能をアンダーグラウンドHip Hop界の重鎮Black Milkに注ぐようになり、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアツアーに同行。さらにBlack Milkの過去4作にもフィーチャリングされた。2012年にはアバナシーのバンド・Nat TurnerはBlack Milkのバックバンドとなり、ヒップホップ界でも最高峰と呼び声の高いライヴショーを作り上げるのに貢献した。そして2016年にはNat TurnerとBlack Milkのコラボアルバム『The Rebellion Sessions』を共同制作し、ツアーをBlack Milkと敢行すると、そのステージパフォーマンスはPrinceやJames Brownのショーマンシップを感じさせると絶賛された。

そして2016年12月に日本でもリリースされたAaron Abernathy名義では初となるフルアルバム『Monologue』はSoulTracksなどをはじめ多くの音楽メディアから賞賛され、ここ日本でも「ディアンジェロ〜プリンスの系譜を継ぐ才能」と絶賛され大きな注目を集め、2017年には2ndアルバム『Dialogue』をリリースするなどさらに大きく飛躍する時を迎えている。

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RELEASE

Dialogue

Released:
2017.10.11
Price:
¥2100 (+ tax)
Tags:
Aaron Abernathy, Dialogue,

今作でAbernathyは、経済や人種差別などの問題に対し、アメリカに生きる黒人の一人としての主張をフラットな視点から音楽にすることで、普遍的な愛や、家族などごく身近な人間関係をテーマとした前作『Monologue』とは全く異なる表現性、新たな魅力を開花させている。収録曲のすべてがAbernathyによる作曲・編曲、プロデュースとなっており、性格の異なるバラエティ豊かな全9曲が絶妙なバランスで呼応し、一貫した世界観を描き出している。多くの声が重なり、響き合う中躍動するヴォーカルとベースが楽曲を力強くリードする“Daily Prayer”にはじまり、アメリカンドリームの障壁となる経済問題に焦点を当てた“Restrictions”や、LGBTコミュニティと先住民族の権利を主張する“Generation”など、様々なメッセージが多彩なサウンドと共に展開される本作からは、Marvin Gayeの 『What’s Going On』や、Sly & The Family Stoneの『There’s a Riot Goin On』、Curtis Mayfieldの『Curtis』といった名盤を彷彿とさせる社会的なメッセージを感じることができるだろう。70’sソウルのサウンドを現代的な感性で再解釈した痛快でドラマチックなサウンドは幅広い層のリスナーを魅了し、ソウルの新たな可能性を予感させるに違いない。

TRACK LIST

  1. Daily Prayer
  2. Children Of The City
  3. Restrictions
  4. Generation
  5. Am I Good Enough To Love
  6. Human Actions Matter (Leviticus)
  7. Now A Days
  8. Forecast
  9. The Villan In Me

Monologue

Released:
2016.12.14
Price:
¥2381 (+ tax)
Tags:
Aaron Abernathy, Monologue,

『Monologue』は、本人の憧れの存在でもあるD’Angeloを思わせるネオソウルを軸に置きつつ、Raphael Saadiqがキャリア後期に追求してきたようなレトロ感も加味したスタイルが現行のシーンにおいても特出したグルーヴを生む、R&B/SOULファンにはたまらない作品だ。共演にもPhonte (The Foreign Exchange)、Black Milk、Zo!、Deborah Bondと豪華な面々が参加し、作品の色をより鮮やかに引き立てている。2017年確実にヒットすること間違い無しの注目作だ。

TRACK LIST

  1. Son Of Larry feat. Deborah Bond3:46
  2. Favorite Gir4:24
  3. Bachelorette feat. Phonte & Black Milk5:41
  4. I See You3:46
  5. Pretty Kind4:20
  6. Kiss Me Again5:06
  7. Play It Cool5:25
  8. I Need To Know5:52
  9. When Reality Sets In feat. Zo!5:49
  10. Ab Is Gone Away feat. Nat Turner2:24
  11. Monologue4:22
  12. Something For The Summer [Japan Bonus Track]3:25
  13. I Want You Again [Japan Bonus Track]3:34

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