Be Free-Moonchild

 

南カリフォルニア大学で生まれたトリオ、Moonchild(ムーンチャイルド)のデビューアルバム『 Be Free 』が9/26に発売される。
その独自のサウンドと彼らのパーソナリティが溢れ出すこの1枚は今後ネオソウル界に新たな息吹を吹き込むだろう。

 

「ジョン・コルトレーンへの敬愛は止められない」 そう語る彼らのネオソウルとはいったい…?

そんな期待を胸に音源を聞いてみると、実際に星空の輝きが目に浮かぶような楽曲達のスウィング調の軽快なリズムに、20世紀後半のジャズサウンドやアプローチの影響を感じる。しかし、ただの”ジャジーな曲”に終わらないのがまだ若い彼らの驚くべき才能。キーボードの音のチョイスや、ベースライン、ヒップホップからの影響も感じるリズムを駆使し、ジャズアプローチを見事にネオソウルへと変貌させていく姿はまるでRHファクターのファーストアルバムの衝撃に近い。そして彼らの音楽はいわゆるネオソウルよりも更に実験的で、影響を受けたと語るエリカ・バドゥやディアンジェロへのオマージュ、と形容した方がよりその革新的なサウンドを表せるだろう。

彼らのデビューアルバムが日本で発売されるのは9/26。放たれるクールなサウンドが、ネオソウル界に衝撃を与える瞬間はもうすぐだ。

 

Gone -Moonchild (feat. Harry Mack and Ben Rose)