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サックス奏者、ソングライターとしての活動に加え、近年はヴォーカリストとしてもその才能を開花させ注目を集めるミレニアル世代のニュースター・Braxton Cook(ブラクストン・クック)。グラミー賞受賞トランペッターのChristian Scott率いるグループの一員として世界ツアーにも参加するなど話題を集める彼のデビュー盤『Somewhere in Between』が9月13日(水)に日本で発売されることが決定した。

5歳の頃、母が父のために借りてきたサックスで父が演奏した“Somewhere Over The Rainbow”に強い衝撃を受けサックスを始めたというBraxtonは、その後各地で研鑽を積み、2011年、ジャズをより本格的に学ぶべくジョージタウン大学からNYの名門・ジュリアード音楽院へと移籍。学業の傍らWynton Marsalis、Jon Batisteらと連日ステージを共にするなど目覚ましい活躍をみせると、その後Donald Harrisonのライブにてグラミー賞受賞トランペッター・Christian Scottと出会い、直ちにその才能を見出された。半年後にはLAでChristianのレコーディングに参加し、さらにその4年後にはChristian Scottグループの一員として世界ツアーに同行するまでに至った。

 

Braxton Cook – Somewhere in Between

 

そうして着実なステップアップを続けてきたBraxtonの待望のデビューアルバム『Somewhere in Between』に収められたサウンドは、ジャズの即興性とR&Bヴォーカルの魅力をふんだんに詰め込んだ傑作。収録された全12曲(加えて日本盤にはボーナストラック1曲収録)を通して、Braxtonは優れたアルトサックス奏者として、ヴォーカリストとして、その魅力を臆することなくリスナーへと伝えている。また楽曲それぞれの世界観は彼自身の心の内側を大胆に明示する内容となっており、リスナーはアルバムを通じてBraxton Cookという一人の青年の生き様を強く、身近に感じることができるだろう。

サックスを、歌を、そして音楽を愛し求め続ける彼のありのままの姿が映し出された本作は、ジャズ、R&Bを愛するすべての人が出会うべきデビュー作にして名作と言える要チェックの一枚だ。

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