Talib KweliやWatsky、Shadowboxersなどの前座も務めるなど、ニューヨークを拠点に活動を展開するインディー・ソウル/R&Bバンド「The Rooks」の一員として知られ、2015年からソロ活動にも取り組んでいるシンガーのGarth.(ガース)。彼のソロデビュー作『Human Nature』が7月25日のCD発売に先駆けて本日デジタル先行解禁された。

Solange、Frank Ocean、Stevie Wonder、Whitney Houstonらを音楽的ルーツとして挙げ、物心ついた頃から歌を愛してきたという彼は、大学時代にThe Rooksにシンガーとしてスカウトされると22歳の頃ニューヨークへと拠点を移し音楽活動を本格化。バンド活動を続ける傍ら、ソロシンガーとしてのキャリアも常に頭にあったという彼が遂に完成させたソロデビュー作が『Human Nature』だ。

 

 

本作に収録されたリード曲“Erika”は、トロントのミュージシャン・Casey MQとの共作で、幻想的なリリックとキャッチーなコーラスが印象的なアップテンポのバップナンバー。Garth.とCasey MQが創り出した空想上の女性・Erikaが、Garth.演じる白馬の王子様に導かれながら、砂漠や森、海岸を旅して回る様子が描かれている。

タイトルトラック“Human Nature”は、ブルックリンを代表するレコーディングスタジオ・Shifted Recording Sudioの創設者・Mike Irishと心揺さぶるバラードを完成させたい、とそれぞれ持ち寄った3曲を融合させたナンバーだという。その他ハートフルなコーラスと柔らかなギターサウンドが心地良い“Can I Follow You There?”や、タイトなサウンドと繰り返し訴えかけるようなメロディーラインが絶妙に調和する“Love Like”など、バラエティに富んだ全12曲(ボーナストラック含む)が、聴き手を一切飽きさせることなく次から次へと展開される。

 

 

90年代のR&Bと80年代のポップスそれぞれの影響を感じさせる極上の世界観に、現代的なエレクトロニック・サウンドが絶妙なアクセントを効かせる完成度抜群の1枚が、現代のソウル・R&Bシーンに新風を巻き起こす。

 

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