ガーナ出身、オランダを拠点に活動する新進気鋭のアーティスト、Bnnyhunna
教会での音楽体験に根ざしたデビューアルバム『ECHOES OF PRAYER』
Bnnyhunna『ECHOES OF PRAYER』
https://lnk.to/Bnnyhunna_EOP
ガーナ出身、オランダを拠点に活動する新進気鋭のアーティスト、Bnnyhunna(ベニーハナ)によるデビューアルバム『ECHOES OF PRAYER』が2024年10月11日(金)にリリース。
ジャズ、ヒップホップ、R&Bに加え、ルーツでもある西アフリカの文化に根ざした独自の音楽スタイルを確立しているBnnyhunna。ルーツに対する深いこだわりを感じさせるクロスオーバーサウンドで注目を集め、これまでに、Rimon、José James、Arp Frique、Nnleg、Bue Lab Beats、Akwasiらと共演してきた。
『ECHOES OF PRAYER』は、Bnnyhunna自身の信仰と教会での音楽体験に深く根ざしており、祈りや神との対話を、詩的な歌詞、鮮やかなビジュアル、魅力的なサウンドを通じて表現している。 70年代の音楽からインスパイアされ、P-Funkのグルーヴ、ゴスペルのソウルフルなエッセンス、ヒップホップのビートに、ルーツである西アフリカのリズムやメロディを絶妙にブレンド。 The Cavemen、Jembaa Groove、Peter Soumahを迎え、過去と現在をつなぐ斬新なサウンドを創り上げている。
ダークで謎めいた雰囲気が印象的なオープニング「Prayer」は、物々しいベースとオルガン、サイケデリックなサックスにパワフルなドラムなど、スピリチュアルな感覚を上手くヒップホップに落とし込んでいる。まさに何かの始まりを予感させるオープニングに相応しい楽曲。続く「Calm Waters」は、落ち着いた雰囲気の中に、ドラムとサックスによるアフロビーツの要素が合わさる。動き続けるピアノとサックスが心地よく、水のように滑らかでダンサブルな仕上がりになっている。「Sonder」は、穏やかで温かみのあるピアノ、優しく包み込む女性ヴォーカル、美しいシンセサイザーのメロディなど、全ての要素が合わさることで、ノスタルジックな雰囲気になっている。穏やかさと美しさを兼ね備えた「Should’ve Been You」は、滑らかなピアノや伸びやかに響き渡るサックス、美しいヴォーカルなど、楽器一つ一つのインパクトや組み合わせ、エフェクトに至るまで、細かい変化を感じることができ、リスナーを最後まで楽しませてくれる。そして今作のプッシュ曲である「Sum Love」は、西アフリカのルーツを感じさせるパーカッション、グルーヴ感溢れるベース、暖かいホーンサウンド、キャッチーで洗練されたヴォーカルが有機的に溶け合う珠玉のミッドチューン。
常に新鮮なサウンドを提供し続けているBnnyhunna。2025年にはワールドツアーを控えるなど、彼にとって重要な年になることだろう。今後、更に注目される彼の表現に期待したい。
Bnnyhunna『ECHOES OF PRAYER』
https://lnk.to/Bnnyhunna_EOP