研ぎ澄まされた感性で鮮烈なサウンドを次々と生み出すUKのミュージックシーンから登場したフィメールクリエイターRuby Francis(ルビー・フランシス)。Syd、Steve LacyらOdd Future界隈が席巻するヒップホップシーンに影響を受けた若い世代が続々と台頭する中、その最先頭で圧倒的な存在感を見せつけている彼女のデビュー盤『Traffic Lights』の日本国内盤が8月23日(水)に発売されることが決定した。
幼少期からChaka Khan、Level42、Stevie Wonderらの音楽が身近にあふれた環境で育ったRubyは、10歳の頃両親からキーボードを贈られると愛してやまない様々な音楽のメロディーとコードをコピーし始め、ごく自然にオリジナル楽曲の制作にも着手するようになったという。そしてSoundCloudで公開した”Paranoid”が13万再生を超えるヒットとなり一躍注目を集めたRubyは、本格的な活動を開始してからはまだ3年足らずだが、既にDornik、Linden Jay、Shift K3y、そしてNAOのプロデューサーとしても知られるMiles Jamesなど、名だたるプロデューサーと競演を果たすほどに注目を集める存在になった。
Ruby Francis – Paranoid (Ofiicial Video)
そしてこのたび日本盤をリリースすることが決定した彼女の1stアルバム『Traffic Lights』は、Laura Mvula, The Age of L.U.N.Aらのマネジメントを担当したKwame Kwatenと共に制作が進められた渾身の一作。抜群のインパクトでオープニングを飾る”Fall Asleep”は今年3月に1stシングルとして先行リリースされた楽曲で、現代人ならではの恋愛事情が描かれた都会的でドリーミーなラヴソングとなっている。
最近のお気に入りの音楽として、Odd Future、The Internet、NAO、Pharrell Williamsなどをあげる彼女の柔軟で感度の高い感性が息づく、新たな才能の登場を確信させる強力なデビュー盤を堪能して欲しい。