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オハイオ州クリーブランド出身のアーティスト・Aaron Abernathy(アーロン・アバナシー)。ピアニスト/シンガー/ソングライター/プロデューサーとしてマルチな才能を発揮する彼の最新作『Dialogue』が、10月11日(水)にSWEET SOUL RECORDSから日本で発売されることが決定した。

Aaron AbernathyはDonny Hathaway、Roberta Flackと同じく名門ハワード大学音楽学部にて音楽教育を受け、仲間と結成したバンド“Ab and The Souljourners”名義でアルバム『Lyrically Inclined 1.3:The Odyssey』を発表すると、Eric Roberson、Marsha Ambrosius、Slum Villageら名だたるアーティストがその才能に着目。2009年にはEric Robersonのシングル“Howard Girls”にAbernathyがゲストとして参加。またSlum Villageは彼を2005〜2010年のワールドツアーでミュージックディレクターに起用し、さらに『Villa Manifesto』(2010年)のシングルカット“Dance”でもフューチャーするなど厚い信頼関係が築かれている。

 

 

そして2016年12月に日本でもリリースされたAaron Abernathy名義では初となるフルアルバム『Monologue』はSoulTracksなどをはじめ多くの音楽メディアから賞賛され、ここ日本でも「ディアンジェロ〜プリンスの系譜を継ぐ才能」と絶賛され大きな注目を集めた。

そんな彼が前作のリリースからわずか1年足らずの間に新作『Dialogue』を日本でも発売することが決定。今作も全編Aaron Abernathyによる作曲、編曲、プロデュースとなっており、前作で絶賛された熱さとクレバーさが共存するようなディープなファンクネスはそのままに、70’sソウルのサウンドを現代的に再解釈したドラマチックなサウンドを生み出している。一方で、普遍的な愛や家族など、ごく身近な人間関係をテーマとした前作『Monologue』とは異なり、経済や人種差別などの問題に対してアメリカに生きる黒人の一人としての主張をフラットな視点から音楽にすることで、よりコンセプチュアルでリアルなメッセージが絡み合う作品となっている。

 

 

まるでMarvin Gayeの 『What’s Going On』や、Sly & The Family Stoneの『There’s a Riot Goin On』、Curtis Mayfieldの『Curtis』といった歴史的名盤を彷彿させるような濃密で上質な傑作は多くの音楽ファンの心を強く揺さぶるだろう。

 

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