【SPREAD REAL MUSIC】
「世界の上質音楽を日本へ、日本の上質音楽を世界へ」
ことネオソウルに特化してSWEET SOUL RECORDSが信条として掲げるこの言葉を、先頭きって実践してきたパイオニアともいえるネオソウルシンガーHanah Spring。彼女の新作にして”Hanah Spring”名義としては初となるアルバム『Handmade Soul』が5/14にリリースされた。
彼女の才能、高い音楽性を惜しみなく発揮した今作のリリースを我々SWEET SOUL RECORDSも喜ばずにはいられない。マストチェックの良作だ。
『Handmade Soul』をチェックする
Hanah Springが曲作りを始めたのは10歳のとき。高校時代にはヴォイス・トレーナーに師事する一方で、数回の渡米を通じて語学も習得。J-WAVE「MUSIC WONDERLAND」の深夜パーソナリティーとして一年半担当。
他方で渋谷界隈のアンダーグラウンド・シーンのミュージシャンたちと交流を深め、ゲスト・ヴォーカルとしてライヴやオムニバスCDに参加、Erykah Badu, The Roots,Brian McKnight, Musiq Soulchild等、海外アーティストの来日公演ではオープニング・アクトも努め、現在は澤田かおりやLynとともにMISIAの全国ツアーにもコーラスとして参加。
まさに日本のソウルシーンを牽引してきたと言っても過言ではない彼女のキャリアには輝かしい経歴がいくつも刻まれている。
そんな彼女が今回満を持してリリースした『Handmade Soul』は、キュートで香り立つような甘さを持ちながらも芯の強さを感じさせる歌声が、Soul、R&B、Neo Soul、Jazzなどをベースに多彩な表情を見せる楽曲をより魅力的に際立たせた傑作。
制作陣もBlue Noteレーベル初の日本人契約アーティストTakuya Kurodaを始め、King Of Diggin’ことMURO、Kan Sano、Satoshi Yoshidaなど敏腕ミュージシャンが一同に介しだ豪華メンバー。とりわけ先行リリースされ、iTunesジャズチャートで2週連続1位を獲得した”IN THE SUN”は、Michael Jacksonの”I Wanna Be Where You Are”を手がけたLeon Wareが手がけた注目曲。
そしてなんといっても豪華な制作陣に負けない、風格すら感じさせるHanah Springのボーカル・パフォーマンスは圧巻だ。
日本のネオソウルシーンを牽引してきたパイオニアHana Spring。今作『Handmade Soul』をきっかけに今後どんな活躍を見せてくれるのか、目を、そして耳を離せない。