Jill Scottのような芯のある力強さと、SadeやErykah Baduを思い起こさせるシャープな感性が両立したヴォーカルで新世代を率いる歌姫として注目を集めるシンガー・ソング・ライターRachel Foxx(レイチェル・フォックス)。音楽だけではなくファッションやアートの分野でも活躍し、幅広い才能を持つ若手の有望株としてGQ MagazineやHunger Magazineなど著名なウェブマガジンでも特集が組まれる彼女の最新作『Flame』にボーナストラックを追加した日本限定盤が本日全国発売された。

 

 

イースト・ロンドン出身の若手注目株として彼女が表舞台に躍り出てきたのは2013年。その年開催されたファッションショーで“Intro”、その三ヶ月後に“Interlude I”を公開すると、それぞれわずか2分にも満たない音源ながら瞬く間に反響を呼び、SoundCloud上で合計15万回以上の再生回数を記録。2016年に『Rachel Foxx the Ep』、2017年にはフルアルバム『The Trilogy』をリリースすると、Tom Misch、Masego、GoldLink等も登場した動画コンテンツ「A COLORS SHOW」にも出演するなど音楽メディアからも大きく取り上げられた。


そんな彼女の最新作『Flame』は、1990~2000年代前半のR&B黄金期を想起させながらも決して懐古的ではなく、現行の音楽シーンの文脈を咀嚼した上でR&Bを再提案したともいえる作品に仕上がっている。

シンプルなビートの上で深みのある歌声で繰り広げるメロウなフリースタイルを披露するオープニング“Daydream (Freestyle)”、ダークでセクシーな都会の夜の雰囲気を漂わせる“Wrong”と続き、リスナーを彼女の世界へと引き込んでいく。アルバム序盤の助走を活かし、中盤にはライブでも盛り上がりそうな“Wish”、“Happen to Me”といったパワーソングが続き、本作のハイライトともいえる“Don’t Be Shy”へと繋がる。映画『Black Panther』の劇中歌として大ヒットしたKendlick LamarとSZAの“All The Stars”を彷彿とさせる、アフロビート的なノリの良さと、淡々としたクールな情景が同居するヒットポテンシャルの高い一曲だ。

そして日本限定仕様盤では、これら濃密な本編の7曲にボーナストラック4曲を追加収録。R&Bへの深い造詣と新世代のセンスを兼ね備えた稀代の才女、Rachel Foxxの名を知らしめる名盤の登場だ。

 

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