「A Change Is Gonna Come」のカバー動画がYouTubeで約2000万回再生されるなど、クラシック・ソウルシンガーとして極めて高い評価を得るミズーリ州ファーガソン出身のBrian Owens(ブライアン・オウエンズ)。彼の最新作『Love Came Down』がついに本日リリースされた。
ここ日本においても、現在アメリカで活躍する日本人シンガーNao Yoshiokaとの共作や、Blue Note Tokyoでの単独公演を実現させ高い人気を得ているBrian Owens。彼の最新作となる本作は、Norah JonesのA&RやGregory Porterのプロデュースを務めた経験もあるBrian BacchusとBrian Owensの共同プロデュースで制作。全編生音にこだわり、ローズやオルガンにストリングスも生音で収録し、温かくオーガニックなバンドサウンドが実現した。持ち前のクラシカルなソウルマナーに則って魂の底から発せられる歌声がそのサウンドに更なる熱量を加え、ソウルミュージックの黄金時代を思い起こさせる名盤となっている。
また今回のアルバムでは、Brianが設立した非営利団体「LIFE Arts」が大いに関係していることも大きな注目点。この団体はアートを通した未来のリーダー育成を目指しており、本作においても12~28歳のアーティスト6名がBrianが選出したグラミー賞受賞チームから直接指導を受けながらチームの一員としてA&R、作詞、制作などに関与している。そうして音楽から受けた恩恵を音楽を通して次の世代へと返していく、Brian Owensの音楽愛に満ちた現代におけるクラシック・ソウルの名作が誕生だ。