カナダのオンタリオ州、ウィンザーを拠点に活躍するシンガー/プロデューサーのDatsunn(ダッサン)。彼のデビュー作『Familiar Faces』の日本国内版が本日全国発売された。

Roy AyersやLewis Taylor、J Dillaや9th Wonderといったアーティストから影響を受けたというDatsunnは、ウィンザーでフォークやポップ、ファンクなどをベースに自身の音楽を磨き、カナダを飛び出し世界へと活躍の場を移していく。この過程で世界中の音楽と直接ふれあいながらミュージシャンとして大きく成長を遂げ、ハイセンスな音楽的感性とテクニックが形成されていった。それ以降も音楽制作に対する彼の情熱は増すばかりで、自身の表現方法をより一層ハイレベルにすべく日々制作を続けているという。

 

 

そんなDatsunnのデビュー作『Familiar Faces』は、ソウルやファンクを土台にしたクラシカルなヒップホップ的トラックメイクと、柔らかで豊かな歌声、そして彼の「友人」でもあるフィーチャリングアーティストたちの個性がたっぷり詰まった良作。

オープニング・トラック“Film 68”や本編のラストを飾る“Beautiful Land”など、Datsunnによるソロワークでは思わず体が動いてしまうダンサブルなグルーヴに満ちたトラック・メイク・センスを見せてくれる。さらに“Extra Love”ではデトロイトのMC・Munchが参加。DatsunnのダンサブルなビートがMunchのラップによりさらにドライブ感を増した1曲に仕上がっている。そのほかにもAnderson .Paakのようなシャギーな歌声を持つOmar AragonesやZillie Holiday、Saint Amourなどそれぞれ色の異なるアーティストたちを見事に活かしきり、一つの作品として高い完成度に仕上げている。

 

 

まだまだ無名だからこそできる熱量の高いアルバム『Familiar Faces』はデビュー作にして圧倒的完成度を誇っている。ドライブやクラブなど、様々なシチュエーションにおいてその場を一層彩るマスターピースとなる1枚が誕生した。

 

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