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ラスベガス出身で弱冠23歳のシンガーソングライターSabriel(サブリエル)。ステーヴィ・ワンダー、ディアンジェロ、エリカ・バドゥなどを敬愛し自ら鍵盤演奏もこなすという彼女の1stアルバム『Sabriel』が本日全国発売された。

幼少期から両親から上述のアーティスト達に加えてプリンスやアース・ウィンド&ファイアなどの音楽を教わってきたという彼女の音楽への目覚めは早く、3歳の頃からダンスを開始。そのまま舞台芸術学校Las Vegas Academy Of the Artsに進学しパフォーミングアートの研究を通して自身のパフォーマンスにも磨きをかけていった。

そんな彼女だが、次第に「歌いたい」という想いを強くしていき、16歳の頃いよいよ音楽家としての道を歩むことを決意しEP『Sabriel』をリリース。高校生にしてジャズやフォークを基調としたバラッドを中心とした大人びた内容と言える本作のリリース後、積極的にラスベガスのコーヒーショップやバーなどでパフォーマンスを披露し始めるとその名は着々と広まっていくこととなる。そしてKanye West、Outkast、The Rootsなども出演してきた音楽フェスティバル「Life Is Beautiful Festival」、2014年にはSXSWに出演、さらにSheryl CrowやMayer Hawthorneなどのオープニングアクトを務めるなど、わずか3年の間にメキメキと頭角を表していった。

 

 

さらに2015年にはFOXの「Star」やBETの「Rebel」といったTVドラマなどにも楽曲提供をする機会に恵まれ、ソングライターとしての腕前にも磨きをかけ2016年にEP『Shä Brē El』をリリース。続く2017年にもEP『B-Sides』を発表。こちらはTVドラマなどに提供した楽曲などを集め、彼女の作家としての別の一面にフィーチャーした作品としてリリースされた。

本日リリースされたアルバム『Sabriel』はこの『Shä Brē El』と『B-Sides』の2枚のEPからの曲を中心にシングルも追加した作品集。1〜5曲目は『Shä Brē El』からの楽曲で、プロデュースも自ら手がけたというからそのマルチな才能が伺え、エリカ・バドゥからの直接的な影響を感じさせる“MYF”や“Lovely Way”など、彼女のルーツを感じられるオーガニックで温かなサウンドが繰り広げらる。

 

続く3曲は『B-Sides』からの楽曲で、こちらはシスコやジョジョなど数多くのR&Bアーティストを手がけてきたヴィトー・コラピエトロとニーリー・ディンキンズJr.からなるコ・スターズがプロデュース。彼らはFOXの音楽業界ドラマ『Empire 成功の代償』にも関わるなど近年はTVドラマの仕事も精力的にこなしておりその名を知っている人も多いだろう。こちらは打って変わって現代風のサウンドに仕上がっておりまさしく彼女の「B-Sides」を垣間見られるだろう。

この他にもシングルやボーナストラックなども収録し全12曲の特別仕様のアルバムに仕上がっている。まだまだこれから長いアーティスト人生が待っているSabrielの若くフレッシュな感性で綴られた作品をぜひ堪能して欲しい。

 

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