ブリティッシュ・ソウル界に旋風を巻き起こしているUK発のコレクティヴ、Solomons Garden(ソロモンズ・ガーデン)。彼らが日本限定ボーナストラックなども加えたフルレングスアルバム『How Did We Get Here?』を本日全国発売した。
発起人であるMKFWIを中心に結成した彼らは、結成時こそ「アーティストのための楽曲制作・プロデュース集団」として鮮烈なインパクトをもたらす楽曲を制作してきが、次第に自身がアーティストとして作品をリリースすることに注力。2016年にシングル“Sand Dunes”をリリースすると、スマートな歌詞とキャッチーで頭に残るメロディー、ソウルフルなビートで音楽ファンたちの間で話題の存在となっていった。
一方、各々が持つその強烈なクリエイティヴィティが故に活動自体には困難が伴い、メンバーの離脱による活動休止など苦難の時をむかえたが、2017年に1stアルバム『Welcome to the Garden』で更に研ぎ澄まされた音楽とともに復活。現在は全員がソングライターでもありプレイヤーであるMKFWI、Chanel Hemmings、Erica Terres、Dan “The Whizz” Toddの4人がメンバーとして驚異的な速度でハイクオリティな楽曲を発表し続けている。
多大なインパクトを与えた1stアルバム『Welcome to the Garden』に続く待望の2ndアルバム『How Did We Get Here?』が、この度オリジナル・トラックを加えた日本盤としてリリースされる。オールドスクールなサウンドに、上品なハーモニーと切れ味鋭い斬新なエフェクトが調和した本作はリスナーを幻惑的な夢想へと誘うだろう。
今回収録された全14曲には、有機的なグルーヴでありながらビートミュージックらしいエッセンスも存分に散りばめたSolomons Gardenが完成させたエモーショナルでいて洗練されたR&Bの世界が凝縮されている。
繊細なグルーヴを感じさせるオープニング曲の“Let You In”から始まり、レイドバックさせたビートにスムースなボーカルがのるSolomons Gardenらしさ満点の “PastPresentFuture”、“Wolf/Sunset”、“Eye Of The Hurricane”が中盤を固める。さらにグルーヴィーなベースの上でメロウなエレキピアノがキラキラと舞い、90年代の雰囲気を多分に感じさせる“Can’t Take My Smile”、上品で秀麗なボーカルのハーモニーがさざ波のように静かに広がる“Icarus”など、Solomons Gardenの過去と現在、そして未来を堪能できるトラック達が集まった。
BBCのレコードオブザウィークを2度受賞したほか、Lattitude FestivalでのBBCのイントロデューシングステージのヘッドライナーも務めるなど制作、ライブとどちらでも高い評価を受けているSolomons Garden。「ブラック・ブリティッシュ・ソウルの新星」として燦然と輝くコレクティヴである彼らが音楽シーンを席巻していくその足がかりとなるアルバムがついに発売だ。