8月16日に最新作『Undeniable』のワールドワイドリリースを控えた日本人シンガーNao Yoshiokaが、先週リリースした先行シングル“Got Me”のミュージックビデオを公開した。本楽曲はアメリカでBillboardチャートUrban Adult Contemporary部門で32位を記録した、前作『The Truth』収録曲の“I Love When”と同じく、Alicia Keysらに楽曲提供をするプロデューサー・Musicman Tyが手がけている。

 

 

複雑な男女の関係を描いたというこの楽曲。今回公開されたミュージックビデオでは、そんな複雑に移ろい行く感情を様々なシーンと表情で表現している。「痛みや苦みの中にほのかに甘みも感じられる」大人なラブソングだと語る、アトモスフェリックなムードのスロウナンバーをぜひお楽しみいただきたい。

 

■Nao Yoshiokaメッセージ

この曲を制作していくにあたって、私は今までで一番痛くて思い出したくない負の記憶と向き合うことにしました。過去は次第に自分に都合よく美化されて、相手が悪いと思い定めたり、悪い記憶は記憶自体を消去してしまいがち。でも、その嫌な記憶を嫌な記憶のままに見つめて浮かび上がる、相手同様に自分にもあったズルさや酷さと向き合わないと前には進めないんです。この曲ではそんな汚い感情に向き合いたいけど向き合えない、向き合えないけど向き合わなくてはいけないという精神状態を、決して良くはない依存状態にある男女のラブソングの物語として書きました。痛みや苦みの中にほのかに甘みも感じられる大人なラブソングですので、ぜひそんな複雑な感情を感じながらミュージックビデオも楽しんでもらえたら嬉しいです。